エンディングノートに書いてみたいこと 黒澤明監督の映画「生きる」を見て

雑記

エンディングノートに書いてみたいこと 黒澤明監督の映画「生きる」を見て

超高齢化社会を迎えて、フィネラル産業が活気づいているようです。中には、エンディングノートの無料ダウンロードサービスを実施している企業もあるとか。

私事になりますが、エンディングノートに「わが人生に悔いなし」といった言葉を書いてみたいですね。ちょっとキザっぽいフレーズですが、ひょっとして、こうした遺文が最も遺族の方々を安心させるのではないでしょうか。

では「悔いの無い人生」って、どういう人生でしょうね?。人それぞれで考えが百出
しそうなテーマですがーー。様々な高級料理に舌鼓を打ったし、世界中を旅行したし、 高級車を何台も乗り回したしーー。

こんな人生が悔いの無い人生だなんて思ってしまうのが、世の常かもしれません。

さて、余談になりますが、つい先日、黒澤明監督の「生きる」という映画を観ました(
勿論、レンタルDVDによるホームシアターです)。ご存じの方も多いと思いますが、がんを宣告され、余命いくばくも無い事を知った主人公が、地域の住民の為に残された短い命を燃焼させるという物語です。

人間というものは、間近に迫った自分の死を自覚した時、突如として慈悲心が芽生え
るものなのでしょうか。「あれもしたい、これもしたい」と自分の欲求を満足させる事よりも、他者の幸福の為に何かを成して死を迎えたい、といった具合に。人間とは、かくも崇高なものかと、柄にも無くこんな私でも感動してしまいます。

「生きる」を観終わると、何と言いますか、生と死とは表裏一体である様に感じられた
のですが、恐らく皆様方もこうした感慨を抱かれるのではないかと思われます。

これと 関連しますが、鎌倉時代に現れた日蓮という高僧は、「まず臨終を習ってから、他の事を習うべきである」と、言われたそうです。
とかく人生をエンジョイする事ばかりに気を奪われがちな私には、何か興醒めでもし
てしまいそうですが、万人がもっと死というテーマに真摯に向き合うならば、ひょっとしたら更に良い社会が実現するのかもしれませんね。

葬儀業界の方々には、この辺りに関しての啓発運動をもっと推進して戴けたらとおも
います。

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