こんにちは!
今回は、京都大学の紹介をさせていただきます。
私は京都大学教育学部に通っていました。教育学部は学部全体で約60人しかいないレアな存在なので、もしあなたが京大教育学部生出会ったら大切にしてあげて下さい!

京都大学のいいところ
さて、京都大学は「自由の学風」と銘打たれている通り、自由度の高い大学です。
まず、授業について。1回生(関西の大学は1年生ではなく、1回生と言います)の授業では語学や教職科目、専門科目などは出欠を取りますが、それ以外の一般教養授業では出欠を取らないことが多いです。なので、テストまで学校に行かない人もいます。
でもいつの間にか行われている小レポートを出し損ねたり、テスト範囲など聞き逃しても自己責任。自由には責任も伴うことを身をもって学べます。
また、学生も自由です。まず京大を目指す人が京大生の自由さを最初に知るのは「折田先生像」です。これは京大受験日に突如現れる像で、作者は不明。また「折田先生像」と呼ばれているものの、毎年姿かたちは異なっています。受験日には是非見てくださいね。
かつては受験日朝に、受験生におにぎりを配る人などもいましたが、大学から学内メールで「食中毒の危険があるから食べ物を配るな」と禁止されました。
また学祭November Festival(NF 11月祭とも言います)は毎年テーマが自由すぎて話題になります。しかしテーマは実際の祭内容にはほぼ影響しません。学祭ではバンドの演奏や出店はもちろん、何故かクジャクやヤギがいたり、アニメやボーカロイド、東方キャラに扮したコスプレ集団が躍り狂ったりしています。
また毎年ニュースになるのは卒業式のコスプレです。私の知人は「服はスーツでいいから」という理由で映画泥棒のコスプレで卒業式に出席しました。
是非みなさんも自由を満喫して下さい。
京都大学のあまりよくないところ
京都大学は自由な反面、大学側からの積極的サポートはありません。
単位を落とす、留年する、就職できないなど、全て自己責任です。
もちろん、キャリアサポートセンターやカウンセリングセンターもあり、誰でも利用出来るのですが、最初のオリエンテーションでさらっと説明されるだけなので、自分から積極的に情報を集めていかなければいけません。
これを良くないところと捉えるかは難しいところですが、不安になる人はいるかもしれませんね。そういう時は、楽そうなものでいいのでサークルに入って情報共有の場を持っておくといいですよ。
私の大学生活
私は学生寮に住んでいたので上回生や他学部の子とも関わりが多かったです。京都大学には吉田寮、熊野寮、女子寮、室町寮(大学院生のみ)の4つの大学寮があります。それぞれの寮に共通するのはとにかく家賃が安いということ。家賃自体は月500~700円、光熱費含めても3000円程度です。
その代わり、相部屋だったり、寮運営の仕事をしないといけなかったりするのですが、寮生は基本的に規格外な人が多いので毎日新鮮で楽しいですよ。
食事は基本的に生協食堂で食べていました。また京都大学本部構内近くの百万遍という交差点には学生向けの安い食べ物屋さんが立ち並んでいるので、自炊が出来なくても食べることには困りません。
また自分の部屋で勉強するのは苦手だったので附属図書館によく通っていました。そこのソファーがふかふかでよく誰かが寝ていました。パソコンもあるのでレポートもよく図書館で作成していました。
また私は塾講師のバイトをしていました。やはり京大生ということを生かして塾講師や家庭教師をしてみる人は多いです。でも夏期講習で自分の夏休みがなくなったり、なんだかんだで残業多かったりするので、自分のやりたいことやバランスをよく考えて取り組みましょう。
受験生へのアドバイス
京都大学の受験生には自分の勉強方法を確立することを目指してほしいとおもいます
。常に自分を客観視して、自分のベストはどんな時かを見極めていくのです。
勉強方法のアイデア自体は学校や塾の先生から聞いたとのでもいいですし、本などから読んだものでもいいです。それを自分のモノにする方法を見つけることが大切です。
何度も言うようですが、京都大学は自由です。「自分」を自分で律することが出来なければ、入学後、苦しくなります。
上を見るとノーベル賞受賞者がいます。下を見ると留年し続けて中退することになった人がいます。上場企業や外資に就職してうまくいっている人もいれば、研究室が合わずに心が疲れて休学する人もいます。
それくらい幅広い人がいるところです。他人と比べても意味はありません。
「自分」はどこを目指すのか、そのために何が足りないのかを受験の段階から見据えて下さい。
自由の波に呑み込まれず、うまく波に乗って楽しい大学生活を送れますよう、願っています。


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