医学部選びは受験生にとってモチベーションの元になるものです。しっかりと吟味した上で自分の志望校を決めましょう。
しかし、偏差値と実力のバランスを考えて判断することを忘れないでください。
コスパの良い医学部とコスパの悪い医学部
世の中にはコスパの良い医学部とコスパの悪い医学部があります。初めての人には意味が分からないと思うので、それぞれの意味を説明します。
コスパの良い医学部
例:北海道大学、九州大学、金沢大学、新潟大学、岡山大学、熊本大学、長崎大学
実力の割にそこまで受験生からの人気がなく、偏差値が低めに出ている大学。
受験生は大学生活を都会で過ごしたいと考えていることが多いので、歴史のある有名大学でも地方にあると偏差値が低くなりがちです。
コスパの悪い医学部
例:東京医科歯科大学、横浜市立大学、神戸大学、大阪市立大学、名古屋市立大学
受験生からの人気があり、偏差値が高騰している大学です。首都圏や大都市の国立医学部はほとんど当てはまります。
なぜ医学部の人気に差があるのか?
受験生はみな都会にある医学部に行きたがります。理由は他の普通の受験生と同じで、都会で華やかな学生生活を送りたいからです。だから東京でなくても、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、名古屋、福岡などの都会の医学部は人気になる傾向にあります。
「医学部ならどこでも良い」という風に考えて、地方の偏差値の低い大学を選ぶというのもありです。しかし、地方の旧帝大は偏差値の割にかなり実力があるので、研究医になりたいという人は受験することをおすすめします。
医学部選びについて詳しく解説した記事を書いたので、是非ご覧ください!
コスパの良し悪しどちらがいいのか?
コスパが良い医学部は、つまり穴場です。少し頑張るだけで大きなメリットを得られます。医者の世界では出身校は一生ついて回るので、歴史の古い大学というのはそれだけ他の医者から一目置かれます。金沢大学医学部は北陸地方で中心的存在ですし、岡山大学医学部は中四国地方で大きな力を持っています。
コスパの悪い医学部は、一見聞こえは悪いですが、それだけ世間から評価されているということです。東京医科歯科大学は旧帝大ほどの歴史はないものの、近年の伸びはすさまじく、研究力では日本で第4位です。首都圏の受験生は東京大学理科三類の次は、東京医科歯科大学を目指すことが多いです。
結局、どちらがいいのかと言うのは、受験生本人の希望しだいです。歴史を取るか、都会を取るか、またそのバランスを取るのか・・・考えてみてください。
国立大学医学部の学費は6年間で約350万円なので、金銭的な意味でのコスパはどこも最高レベルだと言えます。
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